<告示>
K000 創傷処理
1 筋肉、臓器に達するもの(長径5cm未満)
1,250点
2 筋肉、臓器に達するもの
(長径5cm以上
10cm未満)
1,680点
3 筋肉、臓器に達するもの(長径10cm以上)
イ 頭頸部のもの
(長径20cm以上のものに限る。)
8,600点
ロ その他のもの
2,400点
4 筋肉、臓器に達しないもの(長径5cm未満)
470点
5 筋肉、臓器に達しないもの
(長径5cm以上
10cm未満)
850点
6 筋肉、臓器に達しないもの
(長径10cm以上)
1,320点
注1 切、刺、割創又は挫創の手術について切除、結紮又は縫合を行う場合に限り算定する。
注2 真皮縫合を伴う縫合閉鎖を行った場合は、露出部の創傷に限り460点を所定点数に加算する。
注3 汚染された挫創に対してデブリードマンを行った場合は、当初の1回に限り100点を加算する。
(吸着式血液浄化用浄化器(閉塞性動脈硬化症用)使用)
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<通知>
K000 創傷処理
(1)創傷処理とは、切・刺・割創又は挫創に対して切除、結紮又は縫合(ステープラーによる縫合を含む。)を行う場合の第1回治療のことであり、第2診以後の手術創に対する処置は区分番号「J000」創傷処置により算定する。
なお、ここで筋肉、臓器に達するものとは、単に創傷の深さを指すものではなく、筋肉、臓器に何らかの処理を行った場合をいう。
<R2 保医発0305第1号>
(2)創傷が数か所あり、これを個々に縫合する場合は、近接した創傷についてはそれらの長さを合計して1つの創傷として取り扱い、他の手術の場合に比し著しい不均衡を生じないようにすること。
<R2 保医発0305第1号>
(3)「3」の「イ」頭頸部のもの(長径20cm以上のものに限る。)は、長径20cm以上の重度軟部組織損傷に対し、全身麻酔下で実施した場合に限り算定できる。
<R2 保医発0305第1号>
(4)「注2」の「露出部」とは、頭部、頸部、上肢にあっては肘関節以下及び下肢にあっては膝関節以下をいう。
<R2 保医発0305第1号>
(5)「注3」のデブリードマンの加算は、汚染された挫創に対して行われるブラッシング又は汚染組織の切除等であって、通常麻酔下で行われる程度のものを行った場合に限り算定する。
<R2 保医発0305第1号>
(6)腹部開放創用局所陰圧閉鎖キットの交換のみを目的として実施した場合は、「1」、「2」又は「3」の「ロ」のいずれかを算定する。
<R2 保医発0305第1号>
(7)次のいずれにも該当する閉塞性動脈硬化症の患者に対して、吸着式血液浄化用浄化器(閉塞性動脈硬化症用)を使用して治療を行った場合には、本区分の「2」筋肉、臓器に達するもの(長径5cm以上10cm未満)の所定点数を準用して算定する。
なお、当該療法の実施回数は、原則として一連につき3月間に限って24回を限度として算定する。
ア】フォンテイン分類Ⅳ度の症状を呈する者
イ】膝下動脈以下の閉塞又は広範な閉塞部位を有する等外科的治療又は血管内治療が困難で、かつ従来の薬物療法では十分な効果を得られない者
<一部改正 R3 保医発0226第2号>
(8)閉塞性動脈硬化症の患者に対して吸着式血液浄化用浄化器(閉塞性動脈硬化症用)を使用して治療を行った場合は、診療報酬明細書の摘要欄に当該治療を行う医学的必要性を記載すること。
<一部改正 R3 保医発0226第2号>