<告示>
K598 両心室ペースメーカー移植術
1 心筋電極の場合
31,510点
2 経静脈電極の場合
31,510点
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<通知>
K598 両心室ペースメーカー移植術
(1)両心室ペースメーカー移植術は、左右の心室を電気的に刺激することにより、重症心不全患者の心臓リズムを補正すると同時に、左右の心室間伝導障害を軽減し、血行動態を改善することを目的に実施されるものであり、次のいずれかの心不全に対して、治療が行われた場合に算定する。
- ア】十分な薬物治療にもかかわらず改善のみられないQRS幅120ms以上及び左室駆出率35%以下のNYHAクラスⅢ又はⅣ(中等度、重度)の心不全患者の症状改善
- イ】至適薬物療法が行われているペースメーカーの適応及び高頻度に心室ペーシングに依存することが予想される左室駆出率50%以下の患者の症状改善又は心不全進行(増悪)遅延
<R6 保医発0305第4号>
(2)「1」については、循環器内科又は小児循環器内科の医師と心臓血管外科の医師が参加する、重症心不全患者又は不整脈患者の治療方針を決定するカンファレンスにより、本治療の適応判断を行うこと。
<R6 保医発0305第4号>
(3)両心室ペースメーカー移植術を行った患者については、診療報酬請求に当たって、診療報酬明細書に症状詳記を記載する。
なお、「1」を算定する場合は、(2)に規定するカンファレンスの概要も併せて記載すること。
<R6 保医発0305第4号>